医薬品のネット販売について
来年改正を予定されている薬事法について、楽天やYahoo!は医薬品のネット販売規制強化に反対する立場をとっている。だが、ネット業界にいながら私自身は実のところ判断しかねている。
一方を見て沙汰するな、というわけでそれぞれの立場の人の意見。
■日本薬剤師会など業界8団体、一般市販薬のネット販売の全面禁止を求める共同声明発表
■「ネットでの安全な医薬品販売は可能」業界団体が自主ガイドラインを公表
■大衆薬のネット通販禁止を―薬害被害者団体など
■「医薬品のネット販売規制、困ります」楽天が署名呼び掛け
「医薬品」の販売に便利さだけをとって良いのか?本質論からいえばその点については同意。薬に安易に頼るのはよくないし、しろうと判断は怖い。
で、ネットで医薬品を買うことは、リアルの店で買うより危険性が高いのだろうか?実際に町の薬局で普通の医薬品を買うときを思いおこしてみた。処方箋を持ち込む調剤薬局ならば顔色を見ながら薬の飲み合わせを聞きながら薬が出されるが、一般医薬品は大方の場合、ネットで購入する場合との対応の違いを説明できるかというと難しい。まっとうなネットショップはきちんと対応しているので、「ネットは安全ではない」、という意見は心外だと思うだろう。
ネットでの医薬品を買う場合には、配送が必ずつきまとうので、自分の住所、電話番号、すべて知らせなければ自分の手元には届かない。個人情報を把握しているので、万が一、その薬に問題があった場合、追跡することは可能、これはメリット。自分の名前や住まいを伝えるのである。名前を明かさずに飛び込みでも買えるのとは違う。
ネットは「アヤカシ」「魑魅魍魎」が跋扈しているようにいつも悪者になってしまうが、悪意をもっている人はリアルであろうとネットであろうとどこにでもいる。ネットはうまく使いこなすもの、「ネット」というキーワードだけでくくって規制するのはどうかと思う。
それでも私は結論をだせずにいる。薬害をおこさないために、何がどう問題なのか、もう少し丁寧な議論が必要。
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