「マイナスイオン」関連商品
一時ほどではないが、今でも「マイナスイオン」関連商品が多い。「マイナスイオン」で検索するとGoogleでは、500万件。商品検索のアラジンでは4000件以上見つかる。すごく多い、気になる商品なんだろう。
だが、私はいまだに「マイナスイオン」が、どういうものだか理解できないでいる。無機化学の講義でも電気化学の講義でも「マイナスイオン」という言葉は出てこなかった。化学では負の電荷を帯びたイオンは陰イオンまたは負イオン(anion:アニオン)だったはず。では「マイナスイオン」とは何か?
下記は、あるページからの転載。
分子が10個から100個ほど集まった大きさの粒子のうちマイナスに帯電しているものをマイナスイオンと呼んでいます。マイナスイオンは、空気が澄み切った郊外の森林や池・湖など水の豊富な地帯に多くあります。そのような場所では、空気がすがすがしくおいしく感じられ、精神的にも肉体的にも癒されることは、誰もが経験しています。マイナスイオンは、精神を安定させ、肺・呼吸器の機能を高める働きを持っているからなのです。マイナスイオンは「空気のビタミン」とも呼ばれています。
逆に、車や工場の排気ガスで汚れた都市部の空気は、大量のプラスイオンに帯電しています。プラスイオンは、人体組織の細胞を酸化させ、自律神経を刺激し、内分泌系や免疫、体液の循環作用を低下させます。
上記説明は、「マイナスイオン」の説明としてよく使われてパターンの一つ。水の飛まつが何かの原因によってマイナスに帯電しているのかな?あれえ、それじゃあ酸性雨?あれ?逆か?大体「プラスイオン」って何?・・・ますますワケワカラン。
「マイナスイオン」については、下記のページの説明が分かりやすい。
■根拠の薄いマイナスイオンの効果
(小学館:子育ての医学情報~コラムより)
■マイナスイオンを謳った商品の実態
-消費者及び事業者へのアンケート、学識経験者の意見を踏まえて-
(国民生活センター)
「マイナスイオン」に関連して、一時「トルマリン」が流行ってた。ジュエリーとしてのトルマリンは黄緑やピンクできれい、欲しいと思う。私が欲しいと思うのは、体によさそうだからではない。
「アラジンにいっぱい載ってるじゃないか」とお叱りを受けそうだ。アラジンでは、商品掲載の時点で、またその後にも見つかった時点で「違法な商品」については掲載をお断りしたり、削除したりしている。一部の健康食品のように個別に具体的に違反事例が明記されているものは「違法な商品」として掲載しない。マイナスイオン関連の一部の商品については、公正取引委員会から排除命令が出ているものもある。だが、法律で具体的に規制されていないグレーゾーンが存在するのも現実問題だ。上記、国民生活センターによれば、現時点では下記の表現となっている。
事業者は、マイナスイオンの効果を謳うのであれば、検証をしてその情報を消費者にわかりやすく提供する。また、マイナスイオンの発生量を表示するのであれば、表示する数値の根拠も含めてその情報を消費者にわかりやすく提供する等のことが必要であることから、関係団体等へ要望をする。
メーカー各社は明確に科学的な情報を提供して欲しい。
商品の表記に関する法律は、景品表示法で不当表示を禁止、薬事法で医薬品でないものの効果効能表記を禁止している。賢い消費者になっていただければと思う。
[参考]
学術界の方が噛みくだいて書かれている。表現がやや過激だけど、勉強になります。
□安井至教授(国連大学副学長、元東京大学生産技術研究所教授)による「市民のための環境学ガイド」のマイナスイオンに関する記述
「ショッピング」カテゴリの記事
- すぐれもの(2012.02.01)
- ひさびさの買い物blog~リフレックス~(2011.10.09)
- 傘の修理(2011.05.03)
- 今日のおみやげ(2010.02.06)
- 衝動買い!(2010.01.20)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 備蓄のすすめ(2012.02.04)
- 10月2日の日記(後編)~母の傘寿~(2011.10.03)
- 10月2日の日記(前編)~秋リーグ第3戦@防衛大学校~(2011.10.02)
- 「空海と密教美術展」、そしてパワースポットめぐり(2011.09.18)
- 久しぶりのアミノバイタルフィールド(2011.06.26)
The comments to this entry are closed.

Comments
ぼくはインチキっぽい商品に文句つけているだけだからいいけど、アラジンにとっては「お客様」だから苦しいものがありますね。
「違法」というわけではないけど、「インチキくさい」もののかたまりですから。
それでも、商品の紹介をするサイトがマイナスイオンについて懐疑的な立場をとってくれるとは非常にありがたいことです。
Posted by: のぶ | May 04, 2006 at 02:34 PM
「あやしい話」があると、マスコミの報道ではよく「インターネットなどで販売されている・・・」という枕詞がつくことが多いのですが、火付け役がテレビ番組だってことが多いんですよね。テレビの影響力は絶大です。
Posted by: 永山 淑子 | May 09, 2006 at 11:30 AM